末の仕事ツケが回ってきて、すっかりごぶさたしていたねこ生活。
さてその後、さつきの避妊手術後の経過は死ぬほどよく、全くうそのように走り回っている。
そして、やっとおねえちゃんと対面できたナツは、また一回り大きくなってしまった。
手術の間、食欲の無かったさつきをすっかり追い越してしまい、なにやらどっしりとしたヤツになってきた模様。
相変わらず毎朝ゴロゴロ起こしにきててくれるナツ先生は、私の鼻をちょっと甘噛みすることを覚えイヤーな目覚めを向かえているが、さらには五分刈りのだんなの頭を毛づくろいすることも覚えてごていねいに隅々までぺろぺろなめてくれるらしい。私の頭にはやらないので、やはり五分刈り程度の長さがネコにとってはよいみたい。
だんなが夜飲みに行ったので、夜10時まで残業の私は帰宅すると、
ドアを隔ててあっちでニャーニャーこっちでニャーニャー。
「遊んでくれー」 「ごはんくれー」の嵐。
まずさつき部屋で抗生物質フリカケごはんをあげて
次にナツのご飯の用意をしていると、ドアの向こうで呼んでいる。
のぞくとさっきまでご飯を食べていたのに、私が外へ出ると食べない。
薬を飲ませなければならないので、過保護かとも思いつつ口元へ直接お皿を持って行って食べさせる。
その間、ナツがドアの外で「ボクも入れて〜」と情けない声で鳴いている。
↑隔離部屋の簡易トイレと食事場所
今日もちょっとさつきとナツを対面させたが、ナツが全力で飛びかかってさつきを遊びに誘うのですぐに引き離した。
さつきの食欲はまだ前ほどでは無い。高いところにジャンプするときも「よいしょ」って躊躇しながらな感じ。
いつ見てもお腹を横にしているので、傷がまだ痛いようだ。
↑お腹を横にするさつきん。 昨日の写真もこのポーズ。
隔離部屋もそろそろ出たそうにしているが、もう少し辛抱してもらおう。
↑私の膝の上で寂しそうななっちゃん。
もうすこし我慢してね。
さつきが避妊手術から無事ご帰還。
さっそく傷口もおかまいなしでゴロリ。おなかは剃られていた。
エリザベスカラーや服を着て帰ってくると思っていたのにそうではなかった。
うちが遠いのを考慮して、抜糸の必要が無いしばらくすると溶ける糸で処置してくれたらしい。
家に帰るとしばらくはすみっこに隠れていたが、すぐに出てきてでナツと一戦交えようとするので別室に隔離。
病院では先生にシャーしたそう。若い先生は「ボクは嫌われてしまいました」と・・・。
助手のおねえさんにはゴロゴロしていたようで、痛い目にあわされた人が解るのか男嫌いなのか・・。食欲も無かったらしく、幾分ほっそりしたような気がする。
せっかく若くて手先が器用そうでやさしそうな先生だからお願いしたのいうのに。
家に着くと私のベッドにもぐりこんでじっとしていたので手で直接ごはんを口元に持っていくとペロペロと少し食べてくれた。
さつきの隔離部屋の前でたたずむ哀愁の男の背中。
あまりじっとしているので座布団を渡した。
もうすこしの我慢だよ。ナツくん。
おねえちゃんが入院中なので、一人っ子気分を満喫のナツ。
どこへ行くにもくっついてきて、私の用事がすすまない。
明日、おねえは退院。
すぐにじゃれ合うので、数日は兄弟を分ける予定だが、ナツよ。おまえはちょっかいを出さずにいい子にしていられるのか?
前日、何も知らずに台所探検をするさつき。
ついにこの日がきてしまった。
正月休みのお留守番もちゃんと出来て、ほっと息をついたのもつかの間、今日からさつきは避妊手術で入院。
今日から2泊3日の入院で、日数分の食事と、好物のねこミルク、ねずみのおもちゃを置いてきた。
そして3時ごろ、病院から無事手術終了との連絡があり、一安心。
30分ぐらいで手術は終わってしまうらしい。
とは言え、お腹を開ける手術なので、ちょっと心配。今ごろどうしているのだろうか。
初めてのお泊まりでさぞかしビビっていることだろう。
一方ナツは生まれてこの方ひとりぼっちの経験が浅いからか、ヒトにくっついて甘えっぱなし。我々の膝を独占してのんきに一人っ子気分を満喫中。
避妊手術しなくてもネコと人間がうまく共存できる方法があればいいのにー。
ことしも、ナツとさつきをどうぞよろしくお願いします。